誕生ストーリー

“積木工場わつみは、積み木専門店として始まりました”

ヨーロッパでは、子どもが生まれると木馬を贈る風習が昔からあるそうです。
ドイツ製の木馬に触れる機会があり、その質感、デザインに魅了され、独自の木馬製作を始めました。
木工の経験はほとんどなかったため、機械設計の経験をなんとか使って、手持ちの工具でも製作できる図面作りから始まり、何度も試作品を作るうちに、人にプレゼントできるまでになりました。
木馬のほかにも、子供用椅子のデザイン・製作を趣味としていました。

いつしか、自分の経験を生かした事業を始めたいと考え始めました。
それまでの機械設計の知識を生かし、独自のデザインを形にできないか?
そして、以前から製作していた木工の経験も生かせたい!との思いが交わり、木材を使った製品作りという考えができたのです。
多くの案を練るうちに、知育玩具の代表でもある「積み木」にたどり着きました。

そんな中、ヨーロッパのデザイン性に優れた積み木について学び、触れる機会があり、感動すると同時に、日本ではあまり例がないことを知りました。
そこで考え付いたのが、独自のデザインと、新しい遊び方のできる「創作積木」という言葉。
それを作る「積木作家」。
もちろん、日本のデザイン・材料・製作です。

知育玩具としての積み木の知識、歴史、育児や教育論を独学で学びました。
脳の発育、手先や指先、腕の発育、指先の感触など、子どもの成長していく過程で、木が与えるものはとても多くすばらしい玩具だとしりました。

そして、積み木の材料となる木を選ぶため、木や、木材の知識や、森の知識を学ぶ機会も多く得ました。
そんな中、自分が考える積み木に最も適した素材である「檜」と出会うことができました。
上質の檜を製材している職人との出会いからでした。
檜への思い、日本の自然への思い、仕事に対する思いなど、多くのことを教えいただきました。
檜おもちゃの特徴は、軽さ、感触、安全、香り。日本の自然から生まれた最高の素材です。

独自の積み木を製作するため、本格的に木の加工知識や、製材の知識も得ました。

そういった多くの人と出会いのなかで、独自の創作積木「双」を考案しました。
教育の場、子ども向けイベント、周りの子ども達に遊んでもらって改良や、遊び方を研究しながら、『双』積み木の新しさ・楽しさを確信。障がい児教育の現場にもかかわらせていただき、さらに良いもの作りに反映していけるよう努力しております。

「子ども部屋の空間をトータルプロデュース」

積み木は指先、手や脳の発育を促す効果があります。また、木材の音には心地よく安らぎの効果があります。そのため積み木はお子様に遊ばせたいおもちゃです。
他に、室内で遊ぶながら体と脳の発育を促すうんていを独自開発しました。組み立てやすい構造、強度を保ちつつシンプルで室内でも圧迫感の無い、家具になじむデザイン。
また、幼児用の勉強机、椅子は、親子で作ることを学ぶための組み立てキットにして開発しました。カナヅチだけあれば組み立てられ、実際に使いやすく開発しました。

わつみでは、子どもが成長していく過程で、一番大切な幼少時期に遊びからいろいろな間性を養うことができるような玩具、遊具、家具で子ども部屋つくりの手伝いがしたい。を目的に製品作りを行っております。